
引用© KOKOSAKE PROJECT
アニどう評価:
アニメの名作を探すと必ずと言って良いほど候補にあがる『心が叫びたがっているんだ』。通称『ココサケ』。
アニメ視聴サイト(VOD)なんか登録していると、いつでも見れるから「とりあえず・・・見てみるか!」なんて思いますよね。
でも、「う〜ん。他にも面白そうな作品もあるしな〜」って後回しにしてる・・・なんてあなたもその口じゃないですか?
そんな『心が叫びたがっているんだ』は果たして忙しいおっさんリーマンが時間を作ってまで見る価値のあるアニメなのか?
そこんところをあらすじを交えて紹介していきます!

で、なんで見るの後回しにしてたのだ?


”突然現れた玉子の妖精”ってフレーズを見た瞬間、萎えたというか・・・学園×ファンタジーかよ?微妙だな・・ってw



なので、早速紹介していこう『心が叫びたがっているんだ』をね。
心が叫びたがっているんだのあらすじをわかりやすく!
『心が叫びたがっているんだ』(通称ココサケ)は4人の主人公を中心に話が展開していく【学園青春もの】です。
話のプロローグはキーマンであるヒロインの一人『成瀬順』の小学生時代から始まります。
成瀬はちょっと妄想力の強く、口から生まれたと馬鹿にされるくらいお喋りが大好きな女の子。

引用© KOKOSAKE PROJECT
丘の上にあるお城の形をしたラブホテルを物語に出てくる本物のお城と勘違いし、そこに素敵な王子様がいると毎日のようにラブホの前で目をキラキラさせている・・・ちょっと変な子なんです。
ある日のこと、いつものように憧れのお城(ラブホ)の前ではしゃいでいると中から1台の車が出てきます。
車の運転手はなんと自分の父親。
成瀬は父親の浮気現場を目撃したとは知らず、「お父さんは王子様だったんだ!」と嬉しそうに母親に報告してしまいます。
このことがきっかけで成瀬の両親は離婚をすることになるのですが、幼い成瀬にはその意味がわかりません。

引用© KOKOSAKE PROJECT
家から出ていくことになった父親に言われた痛烈な言葉が「本当にお喋りだな。全部お前のせいじゃないか。」
成瀬は自分のお喋りが原因で家族がバラバラになってしまったことを悟ります。

引用© KOKOSAKE PROJECT
悲しみにくれる成瀬の前に現れたのが『玉子の妖精』。
玉子の妖精は成瀬に対して「このままお喋り癖が続けば身を滅ぼす」という趣旨の内容を伝え、今後お喋りが出来ないよう呪いをかけてきます。
それからの『成瀬順』その性格が大きく変化し、周囲から「喋らない、根暗な子」と言われるようになります。

引用© KOKOSAKE PROJECT
ここまでのあらすじで興味が持てたならこの作品は最後まで見るべきです!
時は過ぎ、高校2年生へと成長した姿で物語はスタートします。
ある日のホームルーム。担任から「地域ふれあい交流会」の実行委員として坂上拓実、田崎大樹、成瀬順、仁藤菜月の4名が任命されます。

引用© KOKOSAKE PROJECT
本作の主人公達になるのですが、担任が彼らを指名したのは『心に何かしらの傷を持っている』と気づいていたから。
この担任、なかなかの食わせ者なんです。
そして、交流会の出し物としてミュージカルをやることになるのですが、田崎は成瀬に対して「喋らないやつがいるのにミュージカルなんてできるはずがない!」と言い放ちます。
そんな心無い言葉にキレる坂上。あわやもみ合いの喧嘩になる寸前、成瀬が声を振り絞って「私は歌うよ・・!」と宣言します。
この物語は家族の離散をきっかけに言葉を失った『成瀬順』を中心とした、未熟な高校生達の心の成長を描くヒューマンドラマなんです。
でも、トントン拍子で問題が解決するなんてことはありません。
坂上達の助けで自分を取り戻していく成瀬は物語中盤で再度、大きく傷つくことになります。

引用© KOKOSAKE PROJECT
ミュージカルで自分の本当に伝えたかった気持ちを歌うと主演を演じることになっていたのですが、発表会当日に成瀬は行方不明となります。
この物語の結末・・・あたなは予想できますか?



実際は良い意味で裏切られるんだけど〜。






各主人公達の抱える悩みやバックグラウンドとかな。


アニメ無料視聴サイトおすすめ
アニメを見るなら?
5分以内に視聴開始できるサイトを紹介しています。
ココサケのみどころ:魅力的な4人のキャラ

引用© KOKOSAKE PROJECT
心が叫びたがっているんだは2時間もののアニメ映画なので、あれこれやるには尺の問題が出てきます。
なので、特に町や伝説があるだの、歴史背景だどうだっただの、敵の存在だのって深い設定はありません。
このようなタイプの作品で重要なのは『把握しやすいキャラ像』なんですよね。
あとはテーマにそって深い会話を上手にキャッチボールしてくれれば面白いアニメになります。


『成瀬順』はこの作品の問題提起

引用© KOKOSAKE PROJECT

【問題提起⇒解決法の模索⇒解決案の実行⇒結論】で問題提起にあたるキャラだな。




あれは成瀬順の精神の描写だということはすぐに気づくと思う。



やる気のないヒーロー『坂上拓実』

引用© KOKOSAKE PROJECT


まぁ、起承転結でいえば『承』を担うキャラだね。




成瀬の抱える悩みをすぐに理解し、共感する。これをきっかけにストーリーが大きく動き始めるんだ

物語をひっくり返す『田崎大樹』

引用© KOKOSAKE PROJECT

中盤からのストーリーは彼の行動でどんどん場がひっくり返っていく。最重要人物だ。



成瀬にも「喋らない女が!」と暴言を吐いて、いやぁ、ひでぇキャラだと思ったよ。
後半の彼の活躍はしびれるし、ラストシーンでは彼の存在が成瀬を救ってくれる・・・。




外とのパイプ役『仁藤菜月』

引用© KOKOSAKE PROJECT




実際に仁藤のせいでストーリーは悪い方向へひっくり返ってしまう。



短時間でサクっと深い話に触れたいなら『心が叫びたがっているんだ。』がおすすめ
人によって使える時間なんて千差万別。
ちょっと長いアニメを見れる時間はないけど〜・・・今から寝るまでの2時間を潰したい。
そんなときに『心が叫びたがっているんだ。』はとてもおすすめです。
名作中の名作なのでこれを見れない動画配信サービス(VOD)はほぼないんじゃないでしょうか?
